『電鋳マスク』 高品質かつ効率の良いマスキング治具のご案内
電鋳マスクとは、電気鋳造で製作したマスキング治具のことで、塗装禁止面を覆うカバーのような治具のことです。
マスキングテープのように貼る・はがすという行程が不要になり、治具に製品を設置するだけで塗装することができるため、効率よくマスキング作業を行うことができます。
マスキングテープでは実現が難しかった細部へのマスキングが可能です。
また、マスキングの失敗もなく、高品質の製品を安定して提供することが可能ですので、量産性にも優れています。
また、CADデータからの製作も可能なので、精密な電鋳マスクを製作することができます。
『匠の技』 町工場の現状
玩具産業は、終戦後まもなく、東京都葛飾区を中心に、戦後の外貨獲得の大きな担い手として栄えてまいりました。
葛飾区といえば、映画でおなじみの芝又生まれのフーテンの寅さん、下町人情あふれる小規模、零細の町工場の密集する地域です。
東京都で、町工場で有名な地域は大田区ですが、この地域は主に、機械器具製品、金属製品、機械金属加工と工業製品が主な製品です。
此れに対し、葛飾区は古く大正時代に始まった、セルロイドの玩具を発端とし、ブリキのおもちゃ、ソフトビニールのお人形、比較的、軽工業の町とも言えるでしょう。
ご承知のとおり、現在では、大田区、葛飾区とも大概の仕事が海外で生産されるようになり、町工場は瀕死の状況に追いやられています。
しかし、ここ数年、さまざまな理由からどうしても国内で生産をしなけれならない商品が出てきました。
時代の流れにより、多くの町工場が淘汰はされましたが、今現在も元気にこだわりを持ったいわゆる匠の技を持った町工場は生き生きと残っています。
葛飾区の地場産業である、玩具製造のノウハウがいまや、自動車産業、家電産業、アミューズメント関連、釣具,etcに装いを新たに注目を浴び始めました。
近年の立体印刷技術には目を見張るものがあります。
ハイテク技術を駆使した印刷機は高価な上、同業他社が同じ設備を導入していれば、やがてコスト競争に参加しなければならなくなります。
葛飾の技術 彩色から電鋳マスクへ
彩色(さいしき)この言葉は古くから葛飾の玩具産業で使われてきました。
終戦後、玩具産業が徐々に日本で発展し始め、当初は人件費の安い日本で、筆で人形の面相などを一つ一つ丁寧に仕上げ、輸出していました。
しかし、海外からの受注が増えるにつれて到底、筆で仕上げていたのでは間に合わなくなりました。
そこで考案されたのが、電鋳を利用した彩色マスクです。
この彩色マスクの出現により飛躍的に数が塗れるようになり、現在、当初とはまったく違うニーズにこたえるようになりました。
価格競争に巻き込まれず、付加価値を武器に展開したいとお考えの企業様には、十分にお答えできると自負するしだいです。
尚、葛飾区は、彩色に限らず、成形、メッキ、金型etcまだ数多くの匠の企業が元気に時代を切り開こうとしています。
弊社でのオリジナルソフビ製作
電鋳マスク技術とソフビ金型製造は近いものがあり、業者様や個人様のソフビ製作のお手伝いが出来ればと金型製作も始めました。金型製造、成型(少数)、彩色用マスク製作を弊社で一貫して行えますので、お客様の手を煩わせません。
尾科製作所 対応製品
自動車エンブレム・家電・アミューズメント関連製品・ルアー・玩具(プラモデルやオリジナルフィギュア)・化粧品・トロフィーなど
>> 対応製品ギャラリー
新着情報・お知らせ
- 2018/6/14
-
三郷市商工会にて弊社が紹介されました。NEW
平成29年度 経営革新計画承認事業所 有限会社尾科製作所
■経営革新テーマ
・『ALL MADE IN JAPANを世界に。小ロット対応のオリジナルフィギュア製作事業の展開』
・オリジナルフィギュアの一貫受注体制構築による新規顧客の開拓。
・海外ファンが求める高品質な日本製フィギュア提供によるブランド構築。
- 2017/12/16
- ホームページをリニューアルオープンいたしました。